東京都中央区湊にある「鉄砲洲稲荷神社」、「鉄砲洲稲荷神社」は、稚産生神(わくむすびのかみ)、豊受比売神(とようけひめのかみ)、宇迦之御霊神(うがのみたまのかみ)がお祀りされていて商売繁盛、航海安全などが期待できる神社ですね。東京都中央区のコミュニテョイバス「江戸バス」南循環ルート「鉄砲洲」で下車するとすぐです。奥にある富士塚には登れませんでしたが、そのそばにいたおきつね様ファミリーが何とも可愛らしく、ホッッコリできましたよ。

2025年3月8日、雪が降りそうな曇り空の寒い日ではありましたが、事前に調べていた東京都中央区のコミュニティバスを利用して、参拝できたケロ!事前準備は必要ケロね!
御祭神の御紹介!
宇迦之御魂大神
豊受姫大神
東京都神社庁公式WEB 「鉄砲洲稲荷神社」
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/chuou/5913 (2025年3月8日閲覧)
御由緒
仁明天皇の御代、承和八年四月十五日に創祀。年来打續く冷害凶作に教へられ、江戸湾海岸櫻田村の住民が、宇迦之御魂の大神を祀って豊年を恵まれた。菜畠稲荷と称した。次に今の新京橋の所に遷って八丁堀稲荷と称した。次に鐵砲洲に遷って今日に至る。
東京都神社庁公式WEB 「鉄砲洲稲荷神社」
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/chuou/5913 (2025年3月8日閲覧)
年中行事
1月 1日 歳旦祭
第2日曜日 寒中水浴大会(寒中禊)
2月 3日 節分祭追儺式
2月 8日 針供養
2月17日 豊年祈願祭
5月 2日~ 5日 例大祭
6月30日 夏越の大祓
7月 1日 鐵砲洲富士浅間神社例祭
8月14日 摂社八幡神社例祭
11月15日 七五三祝祭
11月23日 生産感謝祭
12月 冬至の日 冬至開運祈願祭
12月31日 師走の大祓
12月31日 除夜祭
鉄砲洲稲荷神社公式WEB 「年中行事・神事」
http://www.teppozujinja.or.jp/nenkan.html
(2025年3月8日閲覧)
鉄砲洲稲荷神社のご紹介
大鳥居、大鳥居横に鎮座する狛犬



本殿、狛犬



摂社八幡神社、富士塚のお狐様



富士塚



鐵砲洲稲荷神社には、境内北西に「富士塚」が築造されています。富士塚とは、富士信仰の講中(神社・仏閣への参詣などを目的に作られた信仰者の仲間)が富士山を模して造営した人工の塚です。
日本では、古くから富士山を霊峰として崇拝し、信仰登山も盛んに行われてきました。特に江戸では、人々の生活と富士が深く結びついており、1月3日早朝に行う初富士の礼拝、6月1日の山開き(家々の軒下で線香を焚いて富士を遙拝)や浅間神社の祭礼などの年中行事もありました。
江戸時代中期になると、江戸を中心に庶民の間で富士登拝を目的とする富士講(富士山を信仰対象として結ばれた宗教組織)が生まれ、その後も”八百八講”といわれるほど数多くの枝講が生まれました。白装束に身を固めた行者スタイルでの富士登拝は危険を伴う厳しい長旅でした。そこで、老人・子ども・女性などでも富士参詣(富士塚登拝)が出来るようにと各所に人造富士が築かれたのです。
鐵砲洲稲荷神社の富士塚は、明治7年(1874)に再築造(「湊稲荷」と称した旧社地・現在の湊一丁目8番付近には寛政2年築造の富士塚があった)されたものです。その後、関東大震災後の区画整理(昭和3年)や社殿造営(昭和11年)に伴う移設などを経て現在に至っています。
この富士塚は、富士山の五合目以上の姿を模したもので、山腹全体は富士の岩肌を表現するように黒ぼく石(富士山の溶岩)で覆われています。高さ約5メートル・面積約95平方メートルの塚には、自然石で造られた「く」の字形の登山道が設けられ、正面左手前に池、右手の山裾に洞窟(開祖・長谷川角行が修行した人穴を再現)、中腹に末廣稲荷と稲荷大神の石祠、山頂付近に烏帽子型の白い巨石(中興の祖・食行身禄の入定を象徴)、山頂に奥宮(富士浅間神社の石祠)が祀られています。
また、山腹には富士講に関する32基の石碑があり、中でも「藤」の講印(講紋)が陰刻された「丸藤講(身禄の弟子・高田藤四郎を講祖とする組織)」の記念碑が数多く建立されています。碑銘には、丸藤講の先達(信仰面の指導者)や講元(運営面での責任者)名が記されており、富士講が盛んであった様子が想像されます。
中央区主任文化財調査指導員
増山一成中央区役所公式WEB 「鐵砲洲稲荷神社の富士塚(てっぽうずいなりじんじゃのふじづか)」
https://www.city.chuo.lg.jp/a0052/bunkakankou/rekishi/bunkazai/kuminbunkazai/teppozuinarijinjyanofujiduka.html (2025年3月8日閲覧)

旅するカエル、ケロ!Instagram、よかったら見てほしいケロ!
2025年3月8日 投稿
御朱印をいただいてきました!

令和7年(2025年)3月8日(土曜日)
書き置きではなく、御朱印帳へと拝受致しました。
本殿が入るように御朱印を撮影している時に雪がチラリチラリ、寒い冬の参拝ではありましたが、ゆっくり参拝と境内の散策ができ、良い時間をいただけたと感謝してます。
アクセスと公式サイト紹介!
住所:東京都中央区湊1-6-7
電車・徒歩でのアクセス
1.JR京葉線「八丁堀駅」 3分
2.東京メトロ日比谷線「八丁堀駅」 5分
3.東京メトロ有楽町線「新富町駅」 7分
4.中央区コミュニティバス江戸バス(南循環)「⑧鉄砲洲」下車すぐ

鉄砲洲稲荷神社公式WEBはこちら
最後に
鉄砲洲稲荷神社は、地域の鎮守様として地元の方から大変愛されている神社だと思います。神社の近くには公園もあり、気候が良いときなどは、多くの方が参拝されていらっしゃるのでしょうね。富士塚は、中央区民有形民俗文化財ということもあり、ぜひ登頂をしてみたいと思ってはいたものの中止との事、残念ではありますが保存の維持、登頂による危険性を思うと当然のことなんでしょう。
それでもたくさんのお狐さまにいやされ「ほっこり」できた事に感謝です。
東京都中央区鉄砲洲へとお越しの際は、参拝してみてはいかがでしょうか。

旅するカエル、ケロ!今回は極力歩くことを避け…。毎回のことですが、楽をさせていただき中央区のコミュニティバス「江戸バス」南循環ルートで参拝に行くことができました。ちなみに、今回は歌舞伎座のある東銀座停留所から乗車しましたが、①中央区役所から3番目のバス停でしたので座ることもできラッキーでした。
余談ですけど歌舞伎座付近で外国からお越しの観光客のみなさんが写真を撮られていたので一緒になってケロも写真撮影をしてきましたよ。f^_^;)